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京都と大阪の名所
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"京都の名所"といえばお寺や神社がありますが、中でもユネスコ世界遺産に登録された寺院や神社、お城などは、一度訪れておきたいものですね。その1つ"平等院"は京都府宇治市にある天台・浄土系の寺院で、1052年に藤原頼通が宇治川湖畔にある別荘をお寺として改造したもので、本堂である"鳳凰堂"は10円硬貨の絵柄に採用されていることもあって私たち日本人には非常に馴染みが深いものとなっています。ここに安置されている"阿弥陀如来像"は平安中期の仏師として高い地位にあった"定朝"によって彫られたもので、3m近くある仏像に2m近くある台座が加わり、さらに大きな光背が取り付けられ、そのまなざしは時を超えて1000年近く経った現在の私たちの心にも何かを語りかけてくるように思えます。
また「清水の舞台から飛び降りるよう……」などと非常な決意をして物事に挑むときの心境を表した言葉がありますが、ここにでてくる"清水寺"も京都では最も有名な北法相宗の寺院の1つで、805年に平安初期の武人で征夷大将軍ともなった坂上田村麻呂が建立したことで知られています。京都のお寺で忘れてはならない"金閣寺"は、北山にある臨済宗のお寺で別名"鹿苑寺"とも呼ばれていますが、ここは足利義満が別荘として造ったものをお寺としたもので"金閣"と呼ばれる舎利殿には釈迦の骨が祀られていると言われています。現在の金閣は、若い僧による放火で全焼したあとに再建されたものですが、日本人を驚愕させたこの事件は後に小説でも取り上げられています。他にも世界遺産に登録された有名寺院だけでも十数か所あり、京都は何度行っても私たちに新鮮な感動を与えてくれます。
一方 "大阪の名所"といえば、アトラクションやライブショーで子供から大人まで楽しむことができる "テーマパーク"や"大阪のシンボルとも言われている歓楽街にそびえ立つ高塔"等いろいろありますが、何と言っても日本人として1度は行っておきたいのが"大阪城"ですね。これは大阪市中央区にあるお城で、豊臣秀吉が浄土真宗のお寺である石山本願寺のあった場所に築いたものです。大阪夏の陣やその後の戦火によってその多くが焼失してしまい、昭和になって大々的に修復されました。中には大阪城を築いて天下統一を遂げた秀吉の生涯に関する資料や、秀吉ゆかりの品々が展示されていて私たちが戦国時代を最も身近に感じることのできるスポットとなっています。
また、和宗の総本山"四天王寺"は大阪市天王寺区にある日本最古の官立の寺院で、聖徳太子が建立し日本の仏教はここから始まったと伝えられています。お寺でありながら鳥居があるという一風変わった雰囲気を醸し出していますが、仏法修行の道場や、身寄りのない人や老人を収容したり、薬を施したりと奈良時代から庶民救済の中心的存在となってきました。さらに最近では神社で結婚式を挙げる神前婚を希望するカップルも多いようですが、住吉区にある"住吉大社"は国宝や重要文化財などが保管されている伝統のある神社であるにもかかわらず、大阪の人々には「すみよっさん」の呼称で親しまれて精神面でも密接につながり、今では結婚式や会議、宴会などを行うことができる施設も併設されています。