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京都と大阪のお祭り
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"京都の祭り"というとまず挙げられるのが"日本3大祭"のひとつ"祇園祭"です。"祇園祭"は八坂神社の祭礼で、毎年7月1日から31日までの一カ月間、京都市内の中心部や八坂神社で行われますが、その由来は平安時代の前期に京都で疫病が大流行した時に、当時の国の数と同じ66本の鉾を立てて災厄から逃れることができるように神に祈ったことであると言われ、祭りのハイライトである山鉾巡業では国の重要文化財にも指定されている豪華絢爛な山鉾の数々を見ることができます。
5月の"葵祭"は"京都3大祭"のひとつで、平安時代の貴族の装束に身を固めた人たちや葵かずらで飾られた牛車など総勢500人の行列が、御所から下鴨神社、上賀茂神社やへと出向いていくもので、この雅な行列をひと目見ようと、毎年全国から観光客が押し寄せています。また、大文字焼き"とも呼ばれる8月の"五山の送り火"は戦没者慰霊と世界平和を祈る火の祭典で、真っ暗な空に大文字や鳥居の形などが次々と浮かびあがり、毎年1万人以上の人々が訪れて敬虔な祈りを捧げます。他にも10月には"時代祭"といって、京都御所から平安神宮を目指す行列が京都市内を練り歩くお祭りがあり、あでやかな衣裳をまとった女性たちが注目の的となっています。これらの"京都の祭り"は、公家の文化が伝承されていることもあって一般的に、女性的で華やかで優美なイメージがあります。
一方、江戸時代の大阪は"天下の台所"とも言われ、商人の財力を背景に多くの"祭り"が行われていました。当時京都と大阪とは比較的良く似た街並みをしていましたが、大阪は"祭り"が市民の生活の一部となっていて隣り合う家同士の屋根の高さを揃えていたり、2階が低かったり、看板が軒先に出ていなかったりと、家も予め"祭り"の際に都合が良いように作られているという特徴がありました。また都心でありながらも街中には神社やお寺、旧跡などが多いというのも大阪の街の特徴で、夏にはあちこちでお祭りが行われているためにレンタサイクルで観光地巡りをするのも楽しいものです。
日本3大祭りのひとつとしても有名な"天神祭"は1000年以上の歴史をもち、大阪天満宮に祀られている神様である菅原道真の御神霊をだんじりに乗せて年に1度、7月24日と25日の二日間にわたって氏子たちが街を練り歩くというもので、これは、神様に市民の生活をみてもらうのが目的だと言われています。この日は日本一長い商店街である"天神橋筋商店街"夜店が並んで、百万人を超える人々が集います。このように"大阪の祭り"は町人が中心となって盛り上げる"町人の祭り"で、威勢が良くて男性的で非常ににぎやかなイメージがあります。